よくあるご質問(5)
動く義眼についてお聞きしたいのですが?
|
義眼台とは、眼球を摘出した後に埋入する眼球に相当する容積を補うためのものです。 体内(結膜の下)に入っているため、医療器具としての厚生労働省による認可が必要です。 種々の理由で、日本には正式に認可された義眼台は有りません。 そのためこれまでは、医師の裁量権のもとに種々のプラスチックで出来た球形の物を使用するか、或いは何も入れないで手術されてきました。
近年米国で動きのある義眼を開発する研究が続けられ、厳しい安全性の検査をFDAで受け認可された義眼台が発売されています。 国立がんセンター中央病院に在職中20例ほどを手術する機会を得て、その安全性と有効性を確認したので、東邦大学大橋病院でも使用しています。
|
|