ご挨拶へ 経歴へ 眼の腫瘍のお話へ よくあるご質問へ 眼科医のための眼部腫瘍講座へ 学会発表へ ご相談窓口へ リンク集へ 憩いの窓へ

ご挨拶
医学博士  金子明博

 このたび、眼部腫瘍(眼瞼、結膜、眼球内、眼窩)に関するホームページを立ち上げるに際し、ご挨拶を申し上げます。 私は33年間にわたり、国立がんセンター病院で眼部腫瘍に関する診療と研究をしてまいりました。 そこで多数の患者さんを拝見し、治療する機会を与えられ、また眼部腫瘍に関する研究会や国際学会の殆ど全てに参加してきました。 それらの経験で痛感したのは、眼部腫瘍は頻度が比較的少ないため、一般の眼科医も含めて日本人には十分な情報が伝達されていない事です。
 また眼部腫瘍には形成外科、脳神経外科、放射線科、血液内科等の眼科医以外の先生方も診療に携われる場合も多いのですが、自分の専門領域の観点からしか治療しないため、悪意はないのですが、必ずしも最適な治療法が選択されていない場合も少なからずあるという事実です。 インフォームドコンセント(十分な情報を提供された上での治療などの選択)をしたとの承諾書に署名されていますが、必ずしも偏りのない十分な情報が提供されていないからです。 そこで、眼部腫瘍で悩まれている患者さんの皆様に最新の情報を提供して、それぞれの状況に応じて、広い視野から種々の選択肢を提供し、最善の治療が選択出来て後悔の残らないようにしていただくために、このホームページを作成しました。